筋肉が動くまで!

前回紹介した筋肉の中で
自分で動かせる筋肉はなんでしたっけ?
そう!骨格筋です!
では自分で動かせるとはどういう事でしょうか?
それぞれの筋肉が個々の意志で動いたら
大変な事になりそうですよね
キャッチボールを例にして
筋肉が動く経路をたどってみます
電車の乗り換えをイメージしてもらうと
解り易いかもしれません
飛んできたボールを目で捉え
それがキャッチできる位置に移動し
グローブをはめた手をボールの軌道上に動かして
タイミングよくグローブでキャッチします
まずは飛んでくるボールを目で捉えると
その情報が視神経を通って
脳の後頭葉にある視覚野に投影され
それをもとにどうすればボールを捕れるか判断し
身体を動かそうと考えます
目的地に行くのにどの列車に乗ってどの駅で乗り換えるか考えます
そうすると運動野の手足を動かす部分が興奮し
その刺激が錐体路を通って延髄下部で交差して脊髄を下降
目的の筋肉を支配する運動神経が出る所でニューロンを乗り換えます
最初の列車に乗って目的地に向かう列車の出る駅で乗り換えをします
脊髄から出た刺激は運動神経を通って
終着駅である目的の筋肉にたどり着くと
アセチルコリンを分泌し
筋肉の受容体が受け取ると筋が収縮し身体が動きます
乗り換えた列車に乗って目的地のある駅で降り観光を楽しみます
同時にどこがどれくらい動いたかといった情報も
筋肉のセンサーから脳にフィードバックされ
適切な運動が行われます
このように身体を動かすという事は
神経の経路が整っている事が大切で
姿勢や歪みで神経の流れが悪くなると
身体にいろいろな不調が起こりそうです!
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